今週気になったことをつぶきます。 今週お会いした方々からは、共通してこのような話を聞きました。
「このカテゴリー、まだないんですよね」
アプローチはそれぞれ違うのに、全員が「おなかの健康」という領域で、まだ世の中にないカテゴリーをつくろうとしていました。
だからないんですけど、、
前例がないというのは、一見かっこいい響きですが、実際に当事者になってみると、けっこう大変です。社内で企画書を出しても「他社の事例は?」と聞かれる。流通との商談でも「類似商品の売上データありますか?」と聞かれる。いや、だからないんですけど、、というようなやりとりが、現場では何度も繰り返している難しさがあります。
前例がないということは、正解かどうか誰にも確認できないまま進むしかないということです。
とっても孤独です。
孤独だけど、ひとりではない
でも今週お話ししていて思ったのは、孤独だけどひとりではない、ということでした。業界も商品もバラバラなのに、みなさん同じ壁にぶつかっていて、同じように「言葉にしにくいものを、どうやって届けるか」を考えている。悩みの形は、とてもよく似ているように感じました。
ウンログも、腸活という言葉がまだ世の中に浸透してない頃から「うんちの記録アプリです」と説明するたびに、怪訝な顔をされてきました。アプリがリジェクトされてしまったこともあります。前例のない場所に立った経験は、少しだけあるつもりです。
だから最近は、商品のプロモーションだけでなく、社内の空気づくりからお手伝いすることも増えました。他部署を巻き込んだ勉強会をやってみたり、社内向けセミナーを企画したり、社内報のコンテンツを一緒につくったり。「前例がない」を「前例をつくる」に変えるには、まず社内に仲間が必要だと思うからです。
そしてもうひとつ。ウンログには、毎日おなかと向き合っている何十万人ものユーザーさんがいます。この人たちの声や体験を、もっと商品づくりやカテゴリーづくりに活かしていけたら、前例のないものにも追い風が吹くんじゃないかなと。企業の担当者さんも、ユーザーさんも、ぼくたちも、おなかのことを真剣に考えている仲間なので。
前例がないものを世に出そうとしている人は、思っている以上にたくさんいます。そして、意外と近くにいます。みんなで悩みを持ち寄って、一緒に乗り越えていけるような場所を、つくりたいなとも思い始めています。まずは気軽に飲み会から?
今週のひとりごとでした。

田口のひとりごと
ヘルスケアマーケティングの現場から
ウンログ代表田口が、商談の現場で感じたことや、うまくいった/いかなかった話しを、少しだけ言葉にしてみるコラムです。
【田口 敬 プロフィール】
ウンログ株式会社 代表取締役。
マーケティングコンサル、新規事業立上げ、Webエンジニアを経験し、2012年にウンログアプリを個人開発しリリース。2013年にウンログ株式会社を設立。ユーザー起点のたのしくわかりやすいUI/UX開発と確かな腸活情報発信にこだわり120万DLを突破。現在まで300社以上の食品メーカーの腸活マーケティングを支援。



